『東北南部に出現した、謎の白い物体』 !! ヽ((◎д◎ ))ゝ

前月に引き続きのOwnd Blogの更新と参ろう。ここ最近、国内に於いても海外に於いても何かと物騒な出来事が多いご時世である。コロナ騒ぎやらミサイル飛来情報等、何かと安心して暮らす事が難しい様である。そんなご時世の最中の先月06月17日の出来事である。宮城県を中心に東北の一部でこの日、上空に浮かぶ白い物体が多数の県民に目撃され、東北の各県警に通報等が相次いだ。警察や自衛隊、気象台によると、物体の詳細や飛行目的は分かっていない。国土交通省仙台空港事務所によると、航空法に基づく申請や報告は無かったと言うのだ。この謎の物体は、04:00頃から多数目撃情報が寄せられた。仙台市内各所でも08:30頃辺りから、南西方向に浮かぶ様子を確認された。白い風船のような形状で、十字状の物がぶら下がっていた。この気球の様な白い物体を巡り、仙台市科学館や仙台管区気象台には市民から問い合わせが相次いだ。しかし関係機関もこの白い物体の正体は分からず…。専門家からは「小型無人機ドローンと組み合わせた気象観測用気球では」との指摘もあった。仙台市科学館には、市民から「空に浮かんでいるものは何か」「他に聞いても分からないので教えて欲しい」等、10件以上の問い合わせがあったと言う。職員が、09:00から望遠鏡で観察したものの、2時間程で見えなくなった。担当者は「どの様なものか分からなかった」と話した。気象庁が気球を使って気象観測する場合もあるが、気象台関係者によると「気象庁の高層観測機器には似ているが、全くの別物だ」ときっぱり。観測機器は秋田や石川等、全国16ヶ所で上空1万mの高さにまで飛ばし、気圧や風向を調べた後は、破裂して海等に落下する。この日も異常はなくデータは全て収集出来ていたと言う。地元新聞社にも電話や会員制交流サイト(SNS)を通じて、情報提供が多数あった。栃木県で気球関連の装置等を製造している会社の社長は「自律飛行しており、明らかにドローンで制御している」と指摘した。仙台市内各所では多くの市民が早朝から空を見つめる等、同市太白区に住む70代の女性は「動かない様子だったので不思議に思った。一体何なのだろう」と話した。この謎の白い物体騒ぎ。仙台市内だけでなく、宮城県内各地でも目撃され、県南の丸森町や名取市、大崎市、石巻市でも地元自治体や警察等に問い合わせが相次いだ。同じ様な目撃情報は隣県にも及んだ。福島県内では、福島市や伊達市、相馬市、新地町等で目撃され、05:00前から福島地方気象台や関係機関等に問い合わせが相次いだ。山形県内でも、天童市から目撃情報があり、山形地方気象台や関係機関への問い合わせがあった。他、岩手県や秋田県の一部でも目撃情報があったと言う。宮城県警によると、この謎の白い物体は、ヘリコプターで接近出来ない高度3,000m以上を浮遊していたとみられる。宮城を始め東北南部の上空などで確認された浮遊体について、気球を使った観測に詳しい、福岡大学理学部の教授(大気科学)は「気象観測用の気球にアルミフレームを吊り下げ、ドローンを付けたのではないか」と推測。専門的な技術で制御されている可能性を指摘した。また同教授は、気球の様な物体に十字形の構造物とプロペラの様な物が付いている点に着目。「一般的な気球であれば上昇後、風に流され、最後は破裂して観測機器がパラシュートで降下してくる」と言う。上空で留まっていたと見られる点について「気球の浮力を小さめにしてドローンの重さとバランスを取り、衛星利用測位システム(GPS)で制御しているからでは」とし、「専門的な知識と技術力が必要だ」と述べた。今回、国土交通省に事前の届け出がなかった事から、無届けの観測・実験だったとの見方もある。同教授は「気球は何れ割れる。ドローンだけでも重さが1~2kgあり、街中で飛ばすのは大変危険だ。仮に実験するなら、届け出をした上で海上など安全が確保出来る場所で行なうべきだ」と語った。一連のこの謎の白い物体騒ぎ。全国ニュースにも遡上としてあがり、終日謎を呼ぶミステリー騒ぎとなった。だが先般07月01日に放送された、フジテレビ系列の『 世界の何だコレ!?ミステリーSP【日本で起きた!摩訶フシギな現象SP】』で、改めて視聴者から多数寄せられた動画投稿を検証したところ、「どうも『成層圏プラットフォーム』ではないか?」との事の様だ。成層圏プラットフォームとは、高度20km程度の上空に無線局を設置するため、サービスの提供範囲を半径数10km~百数10km程度確保しつつ、電波強度を十分確保出来るため簡便な受信装置でサービスを提供する事が出来るという利点があると言う。国内では、平成10(1998)年から平成17(2005)年まで、気球を用いた形式での開発が行われ、平成11(1999)年からはミレニアム・プロジェクトのひとつとなり総務省管轄の情報通信研究機構、文部科学省管轄の航空宇宙技術研究所、海洋研究開発機構などの組織を横断して、研究開発が行なわれた。JAXA 及び NICT で2種類の試験機が開発され、平成15(2003)年には高度16㎞までの上昇、翌 平成16(2004)年には全長68mの試験機で度4㎞での定点滞空を実証したものの、同時期に地上通信網が整備されたため、通信基地および中継基地としての可能性が極めて低いと判断されプロジェクトは終了した。海外では成層圏プラットフォーム利用しての観測はよく行われている模様で、今回の東北の上空に現れ一連の騒ぎになったのは、「大気の流れに乗って、それが東北の南部を中心に現れたのでは」との事の様だ。断定的な確証は出来ないが、今回ウワサとなった白い物体に十字型のプロペラに近い形の観測システムは、欧州地域ではよくあるとの事の様だ。06月の中旬に宮城を中心に、福島、山形、岩手、秋田で目撃された一連の白い物体の正体…。コロナ騒ぎ渦中の最中での出来事でもあり、正しく人騒がせな話題となってしまった様だ…。

(06月17日、突如宮城県内に現れた、謎の白い物体。)

(白い球体にしても、気象台が気象観測として上げているラジオゾンテとは、明らかに違う。十字の型をしたのは、国内では到底見受ける事は出来ない。)

(早朝、福島県内で目撃され始め、その後、近県の山形県、岩手県、秋田県でも目撃された。宮城県内には、出勤時間の07:00頃から、宮城県内で目撃情報が多数寄せられ、大騒ぎとなった。しかも航空関係の上空飛行距離より遥かに高い20~30kmの成層圏を浮遊していたため、隣県にまで目撃情報が寄せられ、全国ニュースにもなる羽目になった。)

(仙台市の南隣、名取市役所前で目撃された、当時のテレビ報道です。)

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