暖冬の影響がじわじわと… !! (・_・;)
年末年始休暇も終り、今年の仕事始めも稼働し始めた、令和02(2020)年・子年。既に読者の皆様も毎日の生活環境の中でも薄々気付いていらっしゃる方も多い事だろう。今年の冬はこれまでの厳冬とは一転として暖冬傾向である。ここ最近、朝晩の肌に突き刺す寒さが昨季の様な陽気とは一転である。この暖冬の影響で全国各地のスキー場は雪不足に喘ぎ、スキー場開きはしたものの、開店休業に追い込まれているスキー場も多い様で、ウィンター・スポーツを楽しまれている層にとっては、何とも残念なシーズンである。o(_ _*)o しかしこの暖冬の影響はそういったレジャー産業だけでなく、我々庶民の生活に直結した所でもじわじわと押し寄せて来ている様である。(゜д゜;) 大抵この時期寒くなると何故か食べたくなるのが、温かいシチュー。しかし今、シチュー等の具材として人気の冬野菜に異変が起きている様だ。シチューの具材として欠かせないのが『ブロッコリー』。出荷量全国2位を誇る愛知県。その産地のひとつである、豊橋市で今、ひとつの異変が発生していると言うのだ。その理由はブロッコリーの収穫量が昨年の2倍。しかも暖冬の影響で今年は生育が良く、通常よりも大きく育ち豊作だと言う。「暖かさの影響で急激に肥大して、大きなサイズのブロッコリーが多いのではないか」とこの様に語る。平年に比べ、昨年12月の県都・名古屋の平均気温は、かなり高い日が続いていた。収穫量も増え、農家として喜びを見せる一方、ある悩みもある様だ…。「多く出る程(値段が)安くなるので、経営としては辛い部分ではある」とブロッコリー生産農家。JA豊橋に因ると、「ブロッコリーは例年より4割程安くなっていて、白菜やキャベツも1割程安くなっている」と語っている。野菜とか収穫が良い一方で、暖冬の所為で、鍋物を食べる人が少ないため。今月上旬の店頭価格は平年より1~4割安い。「献立に必ず入れる野菜が安いのは嬉しい」と喜ぶ、広島県内に住む80代の女性。ヽ(゜▽、゜)ノ 当然の事ながら消費者側は大歓迎するが、逆に売り手側のスーパー側は「これだけ暖かいと売り上げが中々伸びない。寒くなって欲しい」と、逆に困惑している。(*´Д`)=з また「今年は暖か過ぎる。野菜卸値相場がいつ持ち直すのか、正直見通しがつかない」と語る流通関連の市場関係者はこの様に語っている。同じ事情を抱えたのは家電業界も同じだ。冬物家電と来たら、石油ストーブ、石油ファンヒーター、炬燵(こたつ)と言った所が代表格と成るが、その肝心たる暖房器具関連も売れ行きが伸びないと言う。とある大手家電量販店の暖房機器販売担当者によると「今年は暖冬の影響で、昨年と比較して3割減の販売です」の渋い表情だ。!(´Д`;)しかも寒さが一層厳しく成る時に活躍するのが、石油ファンヒーターであるが、「今年は寒さが全く続かないので売れ行きもなく、全くのお手上げ状態です。何とか寒波がやってきて欲しい。」と切実に語る。ヽ(;´ω`)ノ ここ近年、厳しい寒さが続いた所為で、ここの大手家電量販店では、石油ファンヒーターの在庫を多くしたものの、予想が大きく外れる暖冬に売れ行きは愚か、逆に在庫過多に悩んでいると言う。(→o←)ゞこの他、クルマ部品を取り扱う、カーコーナーでは冬用スタッドレスタイヤの販売不振や、ホームセンターでは冬用関連商品の売り上げ不振等、暖冬の影響を受けている業種もあり、まさに悲喜交々である。逆にこの暖冬で喜んでいるのは、山間の豪雪地帯に住む住民である。新潟県のとある山間の住民達からは「今年は昨年と比べて雪がなく大変助かる。特に雪下ろしとか雪掻きをしないだけでも助かる」と語るのは、90代の女性。γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞこの地域は過疎化に伴い、高齢者世帯が多い地域だ。毎年冬に成るとボランティアによる「雪下ろし」ツアーを企画して、雪下ろしを実施していたが、今年は暖冬の所為で、募集要項もまだ出していないとの事だ。また同じ新潟県内に住む70代の男性は「この時期は、除雪車を毎日稼働させて生活道路の確保をしなければならず未明からの出勤だが、今年はいまだに稼働命令がない。果たして良いんだか悪いんだか。」と笑みを抑える表情で語る。(^o^;) ここ数年間、冬らしい季節感があったが今年は一転しての暖冬。しかもここに来て春先以降の天気を気にしだしている様だ。山間に雪が少なければ当然、雪解けによる水は少なくなる。引いては春先の農業用水といった利水関係は愚か、夏場の陽気も気になる。猛暑となれば当然、水不足の緊急事態に陥る事は否めない。夏場の前の梅雨時の降水量が平年値より増減の値が果たしてどうなるのかも気に懸る。何れにせよ、今年のこの冬の暖冬は、今年一年間の気候の動きを左右する要素に成る事は間違いなさそうだ。(・_・;)
(余りにも暖冬過ぎて、ブロッコリー自体も例年より肥大化。( ̄□ ̄;)!! しかも冬の定番であるシチューの具材として定評はあるが、この暖冬で売れ行きはどうなるのか…。(・・;) )
(生産者価格は、昨年と比べて4割近くの安値。しかも今年は1ヶ月早くも稼働との事で、「反対に品薄になるのではないか?」と懸念の声も…。(-"-;A )
(ここ近年、厳冬続きだったため、大型家電量販店では、数多くの暖房器具を揃えた。しかし予想外の暖冬で、完全な思惑外れとなった。ヽ(;´Д`)ノ)
(豪雪地域では、毎日日課となる除雪作業。早朝未明から除雪車を稼働させ、両脇に大きく雪壁が出来るものだが、今年はご覧の通り、全く必要がないくらいの状態。この先の天候も暖冬である事を見越してか、作業の見込みなしとみなして、待機料の支払いを始めた処もあるとか…。(・_・;))【新潟県上越市】
JG7MER / Ackee
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