『日本球界、プロアマともDH制完全導入へ移行』 !! ٩(◦`꒳´◦)۶

9人で行なう団体スポーツと言えば、言わずとも『野球』が挙げられる。様々なスポーツが存在する中で、国民の間に根強く人気を誇る団体競技の一種でもあり、プロ・アマ年齢を問わず気軽に楽しめるスポーツ競技である。しかしこの定義が、2年後に中る令和09(2027)年からガラリと変わる事に成りそうだ。それは投手=ピッチャーが、バッターボックスに立つ代わりに、代打として送られている、指名代打制=DH制がプロ・アマを問わず全てに完全導入される事が決まっているからだ。よく耳にするこのDHと言う言葉、正式には、Designated Hitterの略称で、指名打者(以下 DH)は守備位置に一切就かず、本来投手が担うべき打撃を代行する事で、投手と攻守を分担する。つまり、DHは野手には含まれず、守備位置でもない。後に先発投手とDHの兼任が可能となるルールも導入されている。試合開始前に、スターティングメンバーを発表する際には、投手以外の野手と共に打順が定められ、先発出場したDHは、相手チームの先発投手に対して、少なくとも一度は、打席を完了(安打、または四死球、失策等により走者となるか、またはアウトになる)しなければ成らない。但し、DHの打順が来る前に相手チームの先発投手が交代した場合はこの義務は無くなる。またチームは必ずしも最初からDHを起用しなくても良い。但し、起用しなかった場合、その試合の途中からDHを起用する事は出来ない。また、DHを試合中に解除して守備の9人のみにするというメンバー変更が可能であり、この時も再度DHを起用する事は出来ないルールと成っている。DH制が導入されたのは、米大リーグではアメリカン・リーグが昭和48(1973)年から採用。ナショナル・リーグも令和04(2022)年から採用しており、両リーグを通じてDH制が採用されている。ドジャースの大谷翔平選手が、昨年のシーズンにDH専任としては初の最優秀選手(MVP)に輝いた事は、ご記憶の読者も多い事だろう。五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)等の国際大会でもDH制の採用が主流と成っている。国内ではプロ野球のパシフィック・リーグ(以下 パ・リーグ)が昭和50(1975)年からDH制を採用。セントラル・リーグ(以下 セ・リーグ)でも一時導入に向け議論された事があったものの、一部球団からの反発もあり、これまで導入が見送られ今日に至って来た。しかし、先述の通り、WBCの様な国際大会を始め五輪での野球競技には既に導入済の他、国内では社会人野球や独立(BC)リーグでも採用されている他、東京六大学野球も来春からDH制を導入する事が決定。更に日本高校野球連盟(高野連)でも、選手の負担軽減を目的に来春の公式戦から導入する事が既に決まっている。このため“最後の砦”だったセントラル・リーグだけが結果的に取り残される形と成った事もあり、DH制の導入の流れは必然的に時代の趨勢の流れでもあった。プロ野球のセントラル・リーグは、先般08月04日に、東京都内で理事会を開き、再来年の2027年シーズンから指名打者制(DH制)を導入する事を決めた。今回の導入の決定に因り、SNS(X、Instagram)では「これも時代の流れ」「セ・リーグの野球が変わりそう」といった声が出る一方、「打撃の良い投手のバッティングが見られないのは残念」「野球の面白みが無くなる」と言った声も少なからずあった。然し、これも時代の趨勢と言わざるを得ない。先述の通り、これまで「野球は9人でやるもの」と言った概念が事如く覆され、頑なに守っているのは、最早プロ野球・セントラル・リーグのみと成って仕舞った。足並みを揃えていた、大学野球や高校野球までも足並みを揃えて、DH制の導入に舵を切った。そうなると、囲い込みの包囲網が出来て仕舞い、結果的には、旧態依然と言った印象を拭い切れなくなった事も否めない。特に大学野球では、東京六大学、関西六大学が…。そして高校野球にもDH制に向けての導入が既定路線として、来春からセ・リーグに先駆けて導入する事に至った事で、この流れは今後、野球界の新しい常識として定着しそうだ。特に日本高野連がDH制導入に舵を切った事は、世間に大きなインパクトを与えた事になる。しかし日本高野連では、数年前からDH制に関しての導入に向けての議論が、ずっと重ねられていた。その理由としては次の3点が挙げられる。

● 少子化の影響で野球部員数が減少する中、ひとりでも多くの部員の新たな活躍の機会を創出する。

● 投手の健康対策の推進(特に熱中症対策)。

● 学生野球全体としての採用の流れ。

の3点を目的に来春から導入される事に成った。また注目のDHを実際に使うか如何かに付いては、チーム自体が選択を出来、いわゆる大谷ルールを使用する事も認められる。大谷ルールとは、大リーグ・大谷翔平選手が投手と打者を兼任する事が切っ掛けで作られた、新しい野球ルールで、2022年からMLBで導入され、先発投手とDHを兼務出来る他、先発投手を降板しても、DHとして出場する事が出来る様に改正された。日本国内では、令和05(2023)年からパ・リーグで導入され、野球規則も改正されている。この規定を高校野球界へも導入する事が決められたからだ。投手の代わりに守備に就かない選手が打席に入るDH制は、逆に投手への負担が減り、野手の出場機会が増える事がメリットとされる。セ・リーグの鈴木清明理事長は、これまでセ・リーグは「9人野球」の重みや伝統、パ・リーグとは異なる野球の妙味や価値向上のために、「9人野球」を続けてきたと説明。その上で「日本のプロ野球の良さを残しながら、国際的な潮流も意識して、リーグのルールを発展的に見直すタイミングだとの認識を共有するに至った」と、この様に話した。また今回の動きに付いて、セ・リーグがDH制の選択を余儀なくされた事に、筆者はある大きな深読みをしている。それは、平成17(2005)年から導入された、『セ・パ交流戦』がひとつに挙げられる。相当以前からパ・リーグからの要請であった『セ・パ交流戦』だったが、セ・リーグ側の一部反対で、それまで実施されなかった。しかし、導入前の平成16(2004)年に起こった、オリックスと近鉄の球団合併騒動が大きな切っ掛けとなり、この騒動が、セ・リーグ側が交流戦導入へ歩み寄る大きな経緯でもあり、今に至っている。そしてもうひとつ大きな点は、平成17(2005)年から、今年令和07(2025)年まで、途中新型コロナ渦の影響で中止となった令和02(2020)年を除く、過去20回に於けるセ・パ両リーグに於ける交流戦での対戦成績だ。これまで、通算2,664試合を行なって、セ・リーグが1,217勝しているのに対し、パ・リーグは、1,369勝、引き分けが78で、明らかにパ・リーグが圧倒的に152勝も多くリードしている。しかも過去20回に渡る交流戦での勝ち越しは、セ・リーグが僅か3勝なのに対し、パ・リーグは17勝と明らかに、チカラの差が歴然として表れている。所謂、DH制を導入している、パ。導入していない、セ。ここからも歴然としてチカラの差が如実に表れて仕舞っている。嘗てセ・リーグのチームに在籍していた選手がトレードでパ・リーグのチームに移籍し、パ・リーグの投手の球の速さに慣れるのに、2軍で調整し非常に苦労した選手もいる。それとここ近年の日本シリーズでもパ・リーグのチームの連覇が続いていた事は事実だ。こういった観点から、セ・リーグに在籍している選手は勿論、パ・リーグからセ・リーグへ移籍した選手、また逆にセ・リーグからパ・リーグへ移籍した選手も含め、少なからず何等かの、チカラの差の違和感があった事は否めないだろう。両リーグともチカラの差が殆どない均衡が保たれ、切磋琢磨し、レベルアップする。この事がセ・リーグに於けるDH制導入への決断の決定打に成ったと言えそうだ。日本野球機構(NPB)の榊原定征コミッショナーは「NPBはMLBとともに世界の野球をリードする国の一つとして、世界の潮流に柔軟な姿勢で臨むのは重要な事であり、NPBの野球のレベルを更に向上させ、ファンの皆様のご期待に応えるために何が必要かを常に追求して行かなければ成らない。セ・リーグがDH制を採用し、新しい野球に挑戦する決断をした事は、NPBの野球が将来に向かって前進する大きなステップに成るものと考えている」と、この様にコメントしている。日本に野球が誕生したのが、昭和09(1934)年。今の巨人軍の前身である、大日本東京野球倶楽部創立が原点と成っている。その日から数える事、今年は91年目。それに先駆けて来年の春からは、大学野球、高校野球でのDH制採用。そして再来年には、プロ野球で唯一、導入されていなかった、セ・リーグでもDH制が導入され、やっと両リーグともDH制採用に基ずくルールで、公式試合も統一され、日本の野球界は、プロアマ全てにDH制が完全導入に移行される。野球の本場はアメリカのお家芸とは言え、今ではアメリカのお株を奪うまでに成長した日本の野球レベル。それは定期的に開催されている、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、その実力は世界に証明されている。当然の事ながら、逆に今では追われる立場に成ったニッポンの野球レベル。プロ野球界もそれを見据えて、これからは未来への新しい展望=人材発掘投資のためには、それなりの改革は必要不可欠であろう。再来年からプロ野球・セ・リーグに導入されるDH制。これによってセの各球団がジワジワと実力を付け、パの各球団と引けを取らない、チカラが全く互角の接近したレベルと相成った場合、日本の野球レベルは更にもっと進化して行く事だろう。導入後の暁には、セの各球団からどの様な選手が大化けして出て来るのか?日本の野球界の未来は、これから新しい形を整えて未来への展望を切り拓こうとしている様である。٩(◦`꒳´◦)۶

(日本の野球が世界レベルに到達し、これまで部分的にしか導入されていなかった、指名代打制=DH制が再来年から、プロアマ問わず完全導入移行され、統一ルール確立と共に、9人制野球に終止符が打たれ、新しい段階へと移行する。)

(プロ野球ファンによる、アンケートで、セ・リーグへのDH制導入は、どちらかといえば賛成も含め、54%に及ぶが、未だに尚、導入に反対の声も46%存在、世論はが二つに分かれた状態だ。)

(続く質問で、セとパの実力の差に付いては、圧倒的に86%がパの方が強いと、明確に回答。『人気のセ』『実力のパ』のキャッチフレーズがくっきりと現れた形だ。しかも交流戦がスタートしてから、両リーグのチカラの差は歴然と広がる一方で、交流戦終了後には、パのチームが上位をほぼ独占か、または過半数の上位4球団を制する形にもなり、交流戦終了後のセの各球団に於いては、1位から6位まで、全部借金成績のままでリーグ戦再開と言う、珍現象まで起こった。このため、チカラの不均衡是正の観点から、セ・リーグへのDH制導入の検討が真剣に囁き始まった。)

(大谷翔平選手の大リーグでの華麗なる活躍が大きな概念を替えた。投手と打者も兼任と言う、二刀流と言う言葉が浸透し、それに加えて大谷ルールと呼ばれる新しい野球ルールも誕生。こう言った一連の動きは、プロアマを問わず大きな影響を及ぼし、野球ルールの新しい概念を作ったと言っても過言ではない。)

(DH制導入は、高校野球、大学野球、社会人野球へも導入へ向けて動きがある。しかも高校野球へは、来年の春の選抜から導入が開始され、正に新しいルールに基ずいての)高校野球と成りそうだ。

(来年春の選抜高校野球大会に於けるスコアボードには、こう言った形での表記が始まりそうだ。高校野球界も正に新時代への対応とも言える。)

(最近の両リーグに於けるセ・パ交流戦での戦績だが、セ・リーグはここ近年、僅か3勝しか勝ち越しを挙げていない。この事が、導入の必要性とパ・リーグとの歴然たるチカラの差を埋めるための決断を余儀なくされたと言っても過言ではなさそうだ。因みにセ・リーグへの本格導入は、再来年の2027シーズンから...。これに因り、9人制に因る野球の歴史は幕を閉じる。DH制がプロアマ全てに導入され、統一化されるが、どう言った効果に成るのか…?)

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