『二度に渡る、新幹線連結部の分離事故』 !! (((゜д゜;)))

絶対に有っては成らない事態が再び起こってしまった事、読者の皆様はどの様に思われているだろうか?「前代未聞のトラブル』がまた起きてしまった。先般03月06日、東北新幹線の上野駅を発車した後、上野トンネルを出た直後の山手、京浜東北線の西日暮里駅付近で、東京発新青森&秋田行きの『はやぶさ&こまち21号』が走行中に連結が外れ、ブレーキが作動して非常停止したからだ。走行中の新幹線の連結が外れる事故は、昨年の09月19日に、古川-仙台の区間に中る、宮城県黒川郡大和町管内でも発生している。新幹線の連結運転は30年以上前から行なわれているが、過去には全く無かったトラブルが半年で相次いで2回も起こるという前代未聞の異例の事態だ。今回異常事態が発生したこの列車は、新函館北斗&秋田発の上り『はやぶさ&こまち10号』として東京駅に到着し、折り返しの下り列車として新青森&秋田へ向かう処だったと言う。上り列車としての運転中、途中の盛岡駅での『はやぶさ』と『こまち』の連結作業では、通常通り行なわれたと言う。然し、発生直後の点検で『こまち号』のE6系の連結器が分割(切り離す)動作を繰り返す状態が確認されたため、連結走行中に何らかの電気的な異常事態が発生したものと分析している。JR東日本のコーポレート・コミュニケーション部門によると、新幹線の連結器は、6万kmを走行する毎に、定期的検査を行なっており、車両にも因るが「概ね1ヶ月周期」で点検を行なっていると言う。東北新幹線では、序文でもご説明した通り、昨年の09月19日に古川-仙台の区間に中る宮城県黒川郡大和町管轄内で、盛岡&秋田発の東京行『はやぶさ&こまち6号』の連結部が、時速300kmで走行中に外れるトラブルが発生している。この際の原因調査では、『こまち号』E6系車輛の運転台にある、連結作業が完了しない場合に再度切り離しを行なうためのスイッチの端子部分に、金属の切り屑が発見され、この金属片に因って回路が誤作動した事が原因と推定された。この事態を受けて、JR東日本は連結運転を行なう新幹線の車両全てに対し、このスイッチの配線を取り外して無効化にする対策を施していた。然し、今回のトラブルが起きたこの車輛もこの対策を施していたにも関わらず、再び走行中に連結部が再び外れると言う異常事態が発生したからだ。国の運輸安全委員会は、異例の事態の再発を受けて『重大インシデント』に認定。原因調査を始めた。E6系は平成25(2013)年03月に運行を開始した車輛で、昨年09月にトラブルが起きた車輛は、同25(2013)年の日立製作所製作で、今回発生したの車輛は同年に川崎重工業(現川崎車両)が製造した車輛と云い、それぞれ別の編成だ。今回連結が外れるトラブルが起きた車輛の内、JR北海道側が保有しているする『はやぶさ』のH5系については、既に運輸安全委員会の保全命令が解除されて運行に復帰している。その一方で、E6系はまだ解除されていないと言う。連結が外れるに至った異常の詳細な原因は、E6系側にある可能性が高いと言えそうだ。今回の2度に渡るトラブル発生を受けてJR東日本は、新幹線の連結運転を中止し、山形新幹線は福島駅、秋田新幹線は盛岡駅での折り返し運転としたが、03月11日、当面の対策を施した上で、14日から順次連結運転再開を発表した(予定期日通り、03月14日に連結運転開始)。対策は、連結走行中に万が一、電気的な異常が発生しても切り離しの動作が行なわれない様に、レバーを金具で機械的に固定するという方法だと言う。これはE6系車輛だけではなく、連結運転を行なう計95編成する、全ての車輛で行なうと言う。固定金具は福島駅での『つばさ号』、盛岡駅での『こまち号』の連結作業の際に、連結する2本の列車の両方に取り付けると言う(03月14日から実施開始)。JR東日本によると、固定用の金具は元々あるものではなく、今回の対策のために作ったと言い、強度は十分だとしている。同月12日に試験走行を実施して検証している。今回、連結部が外れるに至った「何らかの電気的な異常」等の原因が詳細に判明しない中、機械的に連結が外れないよう金具で固定するという当面の対策を講じて早期の連結運転再開に踏み切るのは、JR東日本の新幹線ネットワークにとって連結運転が、如何に重要かを示していると言える。山形新幹線と秋田新幹線は共に、在来線の線路を新幹線と同じレールの幅(標準軌・1435mm)に拡げて改良し、既存の新幹線と直通運転出来る様にした『ミニ新幹線(新在直通)』で、平成04(1992)年の山形新幹線開業時から、その発展を支えて来たのが、連結運転だ。東北新幹線の列車と連結して「1本の列車」として運行する事、線路のキャパシティが限られる中で東京方面への直通を可能にして実現に漕ぎ付けた。そもそも東北新幹線を主体として、山形新幹線、秋田新幹線との併合分離運転の歴史は、この時点ではなく半世紀以上も前に遡る。新幹線がまだ無かった当時の東北地方の列車の運行形態は、在来線の気動車急行で主に見られていた。東北本線と常磐線、仙山線、仙石線が全線電化はしていたが、奥羽本線は、福島-羽前千歳、磐越西線は、郡山-喜多方の区間でしか部分電化がされて居らず、他は全て非電化区間の路線であったからだ。高度経済成長期の終わり頃辺りから、国の交通網整備計画により、今の羽越本線を始め、奥羽本線の羽前千歳-青森の区間が延長する形で、電化工事が進められ、今日に至っている。だが、電化はされたとは言っても当時の需要としては、電車は主に特急または急行列車のみ、残りは、電気機関車が牽引する普通客車及び貨物列車が主体と言った輸送体系が主体で、電化後も大都市圏の様な電車を主体とした運用キャパシティは少なかった。その代わりに非電化のローカル線を主体にした気動車急行での連結運転が華盛りであったため、電化区間にも気動車が乗り入れる等、その傾向が色濃く残っていたと言える。仙台を中心にした場合、北東北方面は、一ノ関駅、花巻駅、盛岡駅、青森駅、弘前駅、大館駅。南東北は、新庄駅、山形駅、米沢駅、郡山駅、会津若松駅等で見られた。当時の分割併合していた列車は下記の通りである。

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◎『くりこま』/ 仙台-青森〔東北本線直通、多層建て主体『むろね』『三陸』併合〕

◎『たざわ』/ 仙台-秋田〔田沢湖線 (現 秋田新幹線) 多層建て列車

『さかり』『はやちね』分割併合〕

◎『みちのく』/ 上野-鳴子(現 鳴子温泉)、宮古、弘前〔小牛田駅、花巻駅で分割併合、

盛岡駅と大館駅でそれぞれ『陸中』と分割併合〕

◎『むろね』/ 仙台-盛〔一ノ関駅で分離。逆に仙台行は併合。〕

◎『さかり』/ 盛-盛岡〔一ノ関駅で『むろね』で分離の後、替わりに併合。

盛行は併結の『くりこま』と一ノ関駅で分離〕

◎『陸中』/ 仙台-宮古〔花巻駅で分離。仙台行は併合〕

『さんりく(後の『陸中』)』/ 仙台-秋田(釜石、山田、花輪線経由、

花巻駅と盛岡駅で分離併合)

◎『はやちね』/ 盛岡-釜石〔花巻駅で分離、盛岡行は『よねしろ』『さかり』と併合〕

◎『よねしろ』/ 仙台-秋田〔多層建て主体列車で『むろね』『陸中』併合、

後に宮古-秋田、陸中花輪(現 鹿角花輪)-秋田(陸中花輪-大館は普通列車)に運用形態変更〕

◎『なつどまり』/ 大湊-青森〔野辺地駅で『うみねこ』と併合分離〕

◎『うみねこ』/ 鮫-青森〔野辺地駅で『なつどまり』と併合分離〕

◎『むつ』仙台-秋田〔青森経由、大館駅と秋田駅区間『陸中』と分割併合〕

◎『深浦』/ 深浦-青森〔川部駅で『千秋』と分離併合〕

◎『千秋』/ 仙台・米沢-青森〔新庄駅で、それぞれの行先再編成での多層建て分離併合〕

◎『もがみ』/ 仙台・米沢-羽後本荘〔新庄駅で、それぞれの行先再編成での多層建て分離併合〕

◎『あさひ(後 べにばな)』/ 仙台-新潟〔多層立て主体列車で、山形駅米沢駅の間で『千秋』『もがみ』を分割併合。米沢駅から単独で米坂線経由の新潟行)

◎『あがの』/ 仙台-新潟 / 仙台-新潟〔多層建て主体列車で、郡山駅まで『いわき』と併合分離〕

◎『いなわしろ』/ 仙台-会津田島・会津川口&只見〔多層立て主体列車で、会津田島行と

会津川口または只見行を併設、郡山駅までは『いわき』と分離併合。

◎会津若松駅で、会津田島行と会津川口&只見行に併合分割

◎『いわき』/ 仙台-勿来。〔郡山行で『あがの』及び『いなわしろ』と併合分割。

郡山駅で単独編成運転〕

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以上、書き漏らしの部分があるかも知れないが、ざっと当時の東北地方管内に於ける気動車急行に於ける、併合分離は上記の通りであり、それが今現在の東北新幹線と山形‣秋田両新幹線に於ける分割併合の礎と言えるのだ。連結の技術は直通だけではなく、輸送力の拡大にも生かされ、平成09(1997)年から令和03(2021)年まで活躍した2階建て新幹線『Max』E4系は、混雑時間帯は8両編成を2本連結する事で、輸送力を大幅に拡大し、増加する通勤利用を支えてきた。いわゆるJR東日本の「お家芸」といえる新幹線の連結運転で、これまでに200系、400系、E2系、E3系、E4系、トラブルの起きたE5系・H5系とE6系、そして昨年に登場した最新型の「つばさ」E8系等が連結運転を行なってきたが、平成04(1992)年の導入以降、30年以上に渡り、連結が出来ないと言った小規模なトラブルはあったとはしても、走行中に連結が外れる事故は、昨年09月19日の発生まで、1件も無かった。だが今回、再び同じ様な走行中での分離事故が2度も起こった事で、さすがにこれは感化出来ない重大な事故である事は、誰の目からみても間違いはない。

(今回の分離事故発生後、事故調査委員会が、03月11日時点での公式見解が発表される前日の03月10日時点に、著名的立場である、女性鉄道コメンテイター宛に今回の分離事故に関する案件について、自身のXで私的な考えの意見として、投稿ポストして居りますので、ご興味のある方は、是非ご散見下さい。尚、これに関する当宛へのコメントへの返信及び回答は致しかねます。読者の皆様は、今回の新幹線連結部に於ける2度に渡る分離事故に対し、どの様なお気持ちで受け止めていらっしゃるかは、皆様方のご判断にお委ね致します。)

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午前2:47 · 2025年3月15日 投稿ポスト

https://x.com/inuwashi_10/status/1898952892733923579

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ここ最近ではあるが、今回の2度に渡っての新幹線連結部の分離事故のみならず、近年鉄道関連の不祥事が多過ぎるのには、正直呆れ返っている処だ。昨年09月末に発表された国土交通省の発表では、鉄道車輛の車輪に車軸を取り付ける作業の際に、数値を改竄する等の不正が相次いだ。それも監督官庁である国土交通省が抜き打ちでの緊急点検を実施した結果、発覚した事であり、この時には全国156の鉄道事業者の内、3割強にあたる50の鉄道事業者で不正行為が見つかった。しかも鉄道事業者から委託を受けた子会社までもが、組織ぐるみで数値改竄を行なう等、余りにも悪質行為が常態化していたと言う実態が発覚した。また6割弱にあたる91の事業者では、社内規則で定められた基準を外れた車輪の車軸圧力試験で、作業を行なっている等、不正行為が公然と行われていたと言う。しかも昨年からは、新幹線が停車駅を、平然とオーバーランしたり、架線設備の破損による停電事故やパンタグラフの破損事故による部品の散乱等、最近異常とも言える鉄道関連の不祥事や事故が目立って多い。一旦大事故を引き起こせば、それは安全神話の大崩壊にも繋がりかねない事故案件であるが故に、人の命を乗せている現場の鉄道事業関係者は、一体どういう感覚で、日々のメンテナンス作業をしているのか?懐疑的な気持ちに成るばかりか、引いては鉄道事業者に対する信用問題にも関わって来るだけに、言語道断たる事実と厳しく言わざるを得ない。『しっかりと、きちんと、真っ当に対処して頂きたい』と、怒り心頭な気持ちで思っているのは、管理者一人だけであるのか?何とも余りにもお粗末極まりない、呆れ返って仕舞う事故であると言わざるを得ない心境である。

(前代未聞、昨年に続いて走行中に連結部が離れてしまった、東北新幹線『はやぶさ&こまち』号。しかも大事故に至らなかったとはいえ、2度に渡る同じ過ちに、遂に国の事故調査委員会の立ち入り調査が入る事に…。)

(上野駅を出て第二上野トンネルを出た直後の、山手・京浜東北線の西日暮里駅付近で、『こまち(左上・赤)』『はやぶさ(右下・緑)』の連結部が突然外れた。)

(事故直後の『はやぶさ』と『こまち』の車輛分離状況。一歩間違えれば大事故に直結しかねない。)

(最初の事故は、昨年09月19日。仙台-古川の間の、宮城県黒川郡大和町付近を走行中に突然外れた。しかも表定時速310km/hで走行中に突然発生した。この時の連結部分離の事故の原因は、連結部の整備の際に残っていた切り屑がショート〔短絡〕したのが原因だったのだが…。)

(正常時に於ける新幹線の連結運転の連結部の構造。双方の運転士同士が連絡を取り合って、連結部を格出及び格納する。)

(今回の2度目の新幹線連結部の分離事故は、電気系統に因るトラブルが原因と国の事故調査委員会は指摘。だが何故電気系統に因るトラブルが突然起きたのか?は明らかにされず仕舞い。因みにこの事故が起こる前の盛岡駅での併合連結の操作では、異常操作の検知は検出されなかった。しかも、トラブルの原因は全てE6系の“こまち”号のみで発生し、山形新幹線の“つばさ”号では1件も報告はされていない。事故調査委員会でも原因が掴めないと成れば、設計段階上での基本設計ミスで、それが長年の経年劣化で隠れていた不具合部が表沙汰に成ったと言う事か…。)

(東北新幹線の連結運転の歴史の原型は、半世紀前に遡る。東北地方に張り巡らされた、気動車急行列車同士に因る、多層建て運転=連結運転を基に、『つばさ』+『やまびこ』、『こまち』+『はやぶさ』に因る連結運転のスタイルと成った。)

(新幹線が無かった東北地方は、まだ主要幹線での電化区間は、それほど進捗はしていなかった当時、気動車急行列車を主体とした、多層建ての連結運転が主体だった。当然の事ながら、主要駅での分割併合が当たり前の様に見られた。)

(今回の連結部分離事故に対する措置として、当面の期間、固定金具を取り付ける事に成った。果たしてこれで当面の期間は持ち堪える事は出来るか?)

(福島駅、盛岡駅では安全上の立場上、全列車に対しての併結分離の際には、この作業が付帯される。)

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