『全国規模で発生、カメムシ増殖による困惑』 !! (;¬_¬)
今年の夏も酷暑に見舞われた夏と言えるだろう。余りにも毎年この様な暑さが続くと成ると、異常を通り越してそれが当たり前の常識と化している日本の季節の陽気と成ってしまうと、何か季節感が二極化してしまった感の様な心もとない状況に成って仕舞っている、日本の夏のこの頃のご時世である。だが、毎年の様に酷暑が常態化している裏では、実は飛んでも無い事態が新たに起こり、徐々に増えつつある傾向にあるのだと言う。国内各地で起きているカメムシの大量発生がそれである。国立研究開発法人である、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)に因ると、今年は過去最多の注意報の件数が発令されたと言う。同機構の東北農業研究センターにある、水田輪作研究領域上級研究員の担当者に因ると、「今年の夏場に於けるカメムシの発生は、06月半ば時点での注意報発表数としては過去最多だった」とこの様に指摘した。カメムシは、カメムシ目のカメムシ亜目に属する昆虫の総称で、そのうちの水生種(水生カメムシ類)、グンバイムシ、トコジラミ等を除いた陸生種の総称である。日本国内には、1,000種以上が生息しているものの、標準和名を『カメムシ』とする昆虫は存在しない。特徴として悪臭を放つ事で知られている事から、地方に因っては「クサムシ」や「こき虫」という俗称があり、地方に因っては「ヘッピリ」「クサンボ」「ジャコ」「ヘクサムシ」とも呼ばれている。英語名の“stink bug(臭い虫)”もその習性に由来している。主に果物や米、野菜等の農作物に被害を齎す事でよく知られている。だがここ最近の夏場に於ける異常過ぎるとも言われる酷暑の所為で、カメムシの発生件数が非常に多く目立って来ていると言うのだ。今年の夏場、06月13日時点で、全国30都府県で31件の果樹カメムシ類の注意報が発生していたと言う。担当者曰く「カメムシ類の注意報は、令和02(2020)年には34府県、同04(2022)年には、27府県で発表された例がありますが、06月15日時点では、令和02(2020)年では18府県、同04(2022)年では5府県でしたが、今年は、06月半ばでは過去最多の状態です」とこの様に語った。カメムシは数が多く成ると、洗濯物に強烈な臭いや沁みを付ける等の被害が報告されて折り、また農業被害も深刻な状況だ。担当者曰く「大量発生により、果樹園での被害や収穫量への影響が懸念されます。注意報の出ている『果樹カメムシ類』とは、チャバネアオカメムシやツヤアオカメムシ、クサギカメムシ等で、桃や梨、林檎、柑橘等の果実にストロー状の口を刺して吸汁し、果実の傷や凹みや、落果等の原因と成ります。被害軽減のために果樹園をネットで覆う、果実に袋がけをする、殺虫剤散布等行なう必要がありますが、労力もコストも掛かってしまいます」とこの様に指摘する。しかもここ近年の猛暑、暖冬で増えて行くとされている、カメムシ大量発生の直接的な原因として挙げられるのは、昨年から今年に掛けての高温傾向だと言う。担当者曰く「昆虫は変温動物なので、気温が高い事で生育のサイクルが早くなり、その分カメムシの世代数と年間の発生数も増えます。前の年からの影響もあります。昨夏は過去最高の暑さ、また昨年12月から今年03月は過去2番目の暖冬でした。夏に増えたのに加え、暖かい冬のお蔭で越冬出来る数が増え、今の大量発生に繋がったと考えられます。また、『果樹カメムシ類』については昨夏に、幼虫の餌となる杉や檜等の針葉樹の球果が豊作だったことも要因と考えられます。これから先、来年以降も、もし高温で雨が少ない状況が続くと成れば、個体数が更に増加する可能性が十分にあります。例年以上に被害発生への警戒が必要です。米粒に黒い変色を起こす等、稲に害を与える『斑点米(はんてんまい)カメムシ類』についても同様です」と担当者はこの様に警戒心を示している。只、何が何でも全てがそう悪い事ばかりなのかと言うと、そうでもない様だ。「カメムシ発生は、今後の天候次第で、米の収穫量や品質に関わって来る事があるかも知れないと言う事には成るが、但しカメムシは気温が高くなれば数も増えると言うだけだけではないと言います。昆虫の発生量は天候に因って大きく左右され、例えば、台風やゲリラ豪雨等、大雨が降ると個体数が大きく減ります。また、孵化(ふか)したばかりの幼虫は雨粒で植物から落とされたり、雨粒などの表面張力で捉えられて動けなくなって死ぬ事もありますので、これからの天候次第で、被害が大きく成らない事も想定されます」とこの様に語った。更に「カメムシが増加するかどうかについては、餌となる植物や天敵昆虫、また天候との関係もあるので、予想は単純ではありません。しかし温暖化に因り植物の生育時期が早く成る事で、カメムシの生育時期とズレが生じて減る場合もあれば、逆にタイミングが一致して大きく増加する事も考えられるのです。また、高温で雨が少ない状況は昆虫が生育しやすいのですが、暑さと乾燥で植物が枯れてしまえばカメムシも減るでしょう。餌となるカメムシ類が増える事で天敵昆虫も大幅に増加して、カメムシを一気に減らすこともあります。また暑過ぎるために南の地域で生息が段々と難しくなり、個体数が減ることも考えられます。但し、カメムシの発生リスクは高止まりの状況が続くと考えられ、今後も継続して被害を防いで監視して行く必要があります」とこの様に語った。私達の暮らしや作物に被害を齎すカメムシの発生数の推移、ここ近年に於ける温暖化の影響に因る影響は避けて通る事は出来ず、それなりの対処が必要不可欠な状況である事には気付かなければ成らない時代に来たと言わざるを得ないだろう。今後もカメムシの発生状況は、常に動きの推移等を注視して行く必要性はある様である。(;¬_¬)
(今年も例年の暑さが続き、秋坂に入ると、カメムシが国内各地で発生し始めている。)
(体から独特の臭いを発する事から、地域因っては呼び方が異なる。今年は秋坂に入り全国的にカメムシの発生があちこちで報告されている。農作物、特に果物や衣類関係に付着する事が多く、臭いを発する体液も付着する事から、厄介者の扱いにされている。)
(温暖化の影響と酷暑の所為で、今年は06月半ばで、発生件数が過去最高を記録。しかも果樹関係で柑橘類関係のカメムシの付着は厄介で、食い荒らしの被害も発生している等、被害報告件数も高い。)
(管理者の居住している、東北地方の場合、全国レベル平均と比較すると、かなり高く、警戒を要している事には変わりはない。)
(最近では、農村部だけではなく、都市部でも見受けられる傾向が…。しかも鉄筋の共同住宅の通路とか階段付近の街灯に付着発生するケースが目立って増えて来ている。当然、管理人にとって駆除対策は厄介にプラスして、除去掃除するのも大変だ。)
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JG7MER / Ackee
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