消えつつある、フィルムカメラ !! (´_`。)
読者皆さんも必ず1台は持っているとされるのが、カメラである。(^-^)/ カメラもここ最近は、デジタル式が殆ど主流になっている他、従来のガラケーから現在のスマートフォンに至るまで、簡単に写真が撮れる時代になった。o(^-^)o 真のカメラマニアやプロの写真家となれば、昔ながらのフィルム式のカメラに拘っていて、馴染みのある方が多い。(*´σー`) しかしここに来て、フィルムカメラも大きな曲がり角を迎えつつある様である。( ゚ ▽ ゚ ;) フィルムカメラの老舗と言われてきたキヤノンが、先月05月30日。フィルムカメラで唯一の現行機種であるフィルム一眼レフ『EOS-1v』の販売を終了した事を明らかにした。( ̄□ ̄;) この製品、平成22(2010)年には既に生産を終了していたが、このほど在庫分もゼロとなったためキヤノンのホームページ上で販売終了が告知され、創業から80年を超えるフィルムカメラの歴史に静かに幕を下ろした。Σ(・ω・;||| 同社は、前身である精機光学研究所が、昭和11(1936)年に35ミリフィルムカメラ『ハンザキヤノン』を発売して以来、フィルムカメラを生産してきた。『EOS-1v』は、平成12(2000)年に発売した最上級モデルで、カメラ愛好家から評価されたが、デジタルカメラの波に呑まれてしまった。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 新元号07(2025)年10月31日までは修理対応を行うものの、新元号02(2020)年10月31日以降は、部品の在庫状況に応じた対応になるというのだ。販売終了の理由について同社では「デジタルカメラの普及に伴って、フィルムカメラは需要が縮小し、販売の継続が難しくなったため」と説明している。。(´д`lll) キヤノンは、会社が設立された昭和12(1937)年からフィルムカメラを販売してきたが、その80年を超える歴史に幕を降ろす事になった。フィルムと言えばその老舗となるのが富士フィルム。しかしその富士フィルムも今年04月06日に、写真用の白黒フィルムと白黒印画紙の販売を終了を既に発表し製造は終了した。同社は昭和09(1934)年01月に設立。同年02月から白黒用の印画紙など写真感光材料の製造・販売を開始し、カラー写真が普及する昭和45~55(1970)年代まで主力商品として同社を支えてきた。しかしカラー写真の普及やデジタル化に伴い、最盛期だった昭和40(1965)年頃の1%程度まで出荷量が減っていた。(°д°;) 同社では、コスト削減などを進めたものの、結局は採算が採れず安定的な供給が困難となった事から、製造・販売を終える事にしたと言う。白黒フィルムは今年10月から新元号02(2020)年03月までの間に、順次出荷を終える見通しとの事だ。富士フィルム自体も昭和11(1936)年から続いてきた、82年に渡る白黒フィルム製造及び販売の歴史に、在庫分ゼロと共に幕を下ろす事になる。但しカラーフィルムの製造・販売は今後も継続するとの事だ。フィルムカメラを巡っては、国内大手メーカー・ニコンが『F6』『FM10』の販売を続けているが、そのニコン自体も昨今のフィルムカメラを取り巻く環境は日を追って一層厳しく、一部オプションパーツの製造販売も終了している事もあり、事業を縮小する動きが続いていて、予断を許さない状況が続いている。(・_・;) カメラメーカーで作る『カメラ映像機器工業会』に因ると、フィルムカメラの出荷のピークは、平成02(1990)年の538万台余りだったが、その後のデジタルカメラの普及に伴ってフィルムカメラの出荷台数は年々減少傾向を辿り、平成19(2007)年には5万4千台と凡そ100分の1にまで縮小してしまった。ヽ(;´Д`)ノ ある写真家の一人は白黒フィルムが無くなる事について「何時か、この日が来ると思っていた。白黒フィルムは、富士フィルムの創業事業であり、たくさんの人に愛されてきた、ひとつの写真文化が経済論理で消える。デジタルで疑似表現は出来るが、今の写真文化を培ってきた本物には、もう戻れない。」と、写真が道具を使う文化ゆえに訪れる時代の変化と、白黒フィルム等の製造・販売の終了を惜しむコメントをこの様に語った。(´□`。) アナログからデジタルへの移行に伴い、これまで長い事親しまれてきたフィルムカメラであるが、急激な技術革新とフィルムに使われている現像薬液と言った、環境負荷への影響も少なからずあった事は否めない。何れはマーケット市場から完全にフィルムカメラがそう遠くない時期に消えゆくのみになるのか…。写真愛好家達にとっては気懸りな事である事は否めない様である。(*´Д`)=з
(販売を終了したキヤノンのフィルム一眼レフカメラ『EOS-1v』。)
(富士フイルムが長年販売していた、白黒フィルムの看板。ネオパンシリーズは遂に、製造終了へ…。但し、カラーフィルムは引き続き製造するものの、量産的にはかなり縮小傾向へ…。(-"-;A)
(フィルム式カメラで唯一残った、ニコン製の『F6』型。)
(同じくフィルム式カメラで残った、ニコンの『F10』型。しかし関連のオプションパーツの製造も全て終了。国産で残ったフィルム式カメラは、何れもニコン製のカメラ2機種のみになってしまった。将来的にそう遠くない時期に、フィルムカメラはマーケット市場から、消滅してしまうのか…。(´_`。))
JG7MER / Ackee
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