『地下鉄の案内版を一般向けに売却へ』 !! ◝( ˙ ꒳ ˙ )◜

鉄道ファンにとっては、思わず飛び付きたくなる取って置きのニュースをご紹介する事にしよう。東北で唯一、地下鉄が走っている仙台市。その中で開業創生期を担ったのが、地下鉄・南北線だ。同路線は、昭和62(1987)年07月15日に富沢-八乙女が先行開業。その後、平成04(1992)年07月15日に八乙女-泉中央が延長開業し、今日に至っている。地下鉄・南北線の出入口付近にあるのが、仙台市地下鉄を意味する「SENDAI SUBWAY」の頭文字を配した標識「SS」と「地下鉄 SUBWAY」と書かれた標識だ。昭和の終わりから平成を経て令和に至る今日まで、開業以来35年間も見守ってきた。仙台市民に取っては、お馴染みのロゴマークだ。しかし開業から既に30年以上も経過し、南北線のロゴ標識は日差しや風雨の影響で、文字や色が薄くなる等の劣化が進んだ。仙台市交通局は昨年の令和03(2021)年度から、今の地下鉄・東西線で使用されている、看板型の標識に順次切り替えを進めていた。現在、黒松駅、旭ヶ丘駅、台原駅、北仙台駅では看板型のサインに切り替えを終えている。昨年度は撤去した標識の多くは元々販売する予定はなく、工事を終えた4駅分の標識はほとんど廃棄処分をしていた。しかし市交通局側は本年度「不用品を生かせないか」と内部で活用方法を検討していたと言う。方針を転換したのは、今年10月に仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅であった、JR貨物主催の『鉄道フェスティバル in 東北』のイベントでロゴ看板を展示した際、会場を訪れた鉄道ファンから「5万円なら買う」と言われ、結果、鉄道ファンからのこの後押しの一言が決定打となり、今回の販売を決めたと言う。ロゴの標識は幅が凡そ1m20cm、重さは50kg以上あり、動作の保証はないが、仙台市では「配線を繋げば点灯するのではないか。」とこの様に話している。何れもステンレス製で、標識は1セット5万円で、年内に撤去する北四番丁、広瀬通、勾当台公園、愛宕橋各駅の限定17セットが販売され、今月20日までの締切で、ホームページ上で申し込みを受け付けていた。全国から希望者が殺到している事から、抽選を行ない当選者には今月末に、市交通局から当選通知が行く予定だと言う。市交通局の担当者は「SSの標識だけでも50kg以上の重さがある。嵩張るので売れるかどうか半信半疑だったが、既に複数の申し込みがある」とこの様に話している。仙台市交通局では年次毎に現在の地下鉄・南北線全線で開業以来使われていたSSマークを順次、古くなったものから看板型に更新して行く事から、今後はホームページで順次お知らせをしながら、一般の希望者に販売して行く予定との事だ。仙台市地下鉄は、新型コロナの影響で乗客が減った事等から厳しい経営が続いていて、市は標識の売り上げを今後の地下鉄事業の運営に役立てたいとこの様に話している。仙台市交通局営業課の担当課長は「長年、市民に親しまれてきた標識です。只、廃棄するのは非常に勿体無いので、大切にしてくれる人に購入して貰えると嬉しい」とこの様に話している。鉄道関係の施設の維持管理は毎年、乗車による売り上げを元に捻出されるのが通常でしかもかなりの経費が掛かる。当初は販売する目的ではなかったものの、結果、熱心な鉄道ファンの一言に背中をポンと叩かれた様な心境だ。◝( ˙ ꒳ ˙ )◜

(昭和62(1987)年07月15日に開業した、仙台市地下鉄南北線。開業当時から使用されている出入口サイン。)

(35年も使われていただけに、地下鉄の文字もご覧の通り、色褪せた状態に…。)

(『SENDAI SUBWAY』の頭文字を捩った、『SS』マークのサイン。昨年度から新しく更新していたものの、当初は販売の目的はなく、最終的には処分の状態だったが、鉄道マニアから「5万円だったら買う」との声を受け、急遽販売を決意する事に…。)

(SSマークのサインの下に取りつけられている「地下鉄 SUBWAU」の文字。駅に因っては屋外に晒されていただけに取りつけネジの劣化も進み、ガムテープ等で抑えていた。)

(現在の地下鉄東西線で使用されている、看板式ロゴ。今後は地下鉄南北線全線の出入口のサインは全てこちらに置き換えられる。)

【 動画 】

※ … 販売の募集は既に終了致して折ります。ご了承下さい。(*v _ v*)

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