『お寒い葬祭業種の裏事情』 !! (ㆆ_ㆆ;)


人生100年時代を迎え、長寿国と成った日本。ここ最近では、90歳以上や100歳以上の高齢者はさほど珍しくも無く成って来た。だがここ近年は少子高齢化に相俟って、大都市圏や地方に於いて高齢で亡くなる方が目立って多く成って来た。特に団塊の世代から前の世代の物故者が非常に多く成って来ているという事である。当然の事ながら故人が亡くなった場合、荼毘に付した後に遺骨を墓地に埋葬するのが一般常識だったが、ここ最近墓地を持たない層の多くが自然葬や納骨堂へ納めて永代供養をお願いしているケースが一般的に成って来た。だが亡くなった故人がこれで成仏出来るのかと思えば、ここ最近はどうもその様な安泰とした事情では無さそうだ…。ここ近年、後継ぎがいないために墓終いする事が目立って多くなり、言わば永代供養のひとつとして、屋内の納骨堂を新たに設置する寺院が多く成ってはいるものの、経営維持の難しさから閉鎖を余儀なくされているケースが多く成ってきている様である。先日、北海道札幌市東区にある納骨堂施設が経営悪化で突然閉鎖される事態になり、檀家の間で混乱が広がっていると言うのだ。騒動の渦中にある札幌市東区の納骨堂施設に地元のテレビ局の取材カメラが入り、その実態を取材した様だ。施設内は閉鎖直前の状態と思えない程、綺麗に整っている。今から10年前にオープンしたこの納骨堂。檀家の数は凡そ1,700人に上ると言うが…。納骨堂を運営する宗教法人は、別の葬儀会社から借りていた凡そ2億7千万円を返済出来ない事から、昨年11月に納骨堂が差し押さえと成ってしまったそうだ。更に今年07月には競売に賭けられ、札幌市の不動産管理会社が落札し、10月27日を期限に、裁判所から建物を引き渡すよう求められていると言うのだ。何故、この様な事態に陥ってしまったのか。地元テレビ局の取材に応じたお寺の代表は、この様に真相を明かした。「スタート時点から色々と問題がありました。予想していたよりもお金が無かった。思った通り、明らかに売れなかった。大変お恥ずかしい話、一度も黒字の事がなかった」。と言うのだ。今回の突然の知らせに当然の事ながら、檀家側は戸惑いを隠せない。この寺の檀家の女性は「こういう事があって、まさかね…。こういう事に成るとは思ってもいないし。お父さんは納骨堂が良いって言ったわけ」。と語る…。建物の明け渡し期限まで残り少ない日数。宗教法人側の代表は、「こちらに納骨して頂いて、檀家さんが安心してお参りをして頂けるような方に継承したいなと…。(Q.可能性はあるんですか?との問いに)可能性はあると思います。話が詰まって書類の確認もしているので、悪い反応ではないと信じています」。この間際に成っても、納骨堂の運営を続けられる可能性がまだ残っていると言い切る…。だが、何とも歯切れの悪い回答に檀家側も釈然としていない。説明会に参加した人は「皆、もう、詐欺にあったみたいだって」「大急ぎでお骨だけ引取りにきました」と言い放つ人もいて、落胆の声が相次いだと言う。ある檀家の一人は「遺骨を皆、家に持って帰ってくれ、次の所は紹介する、だけどお金は返せない」「こうなったら仕方ないもんね」別の檀家は「全部で6体ですかね。書面で何か、ちゃんとしたものがあるとかじゃなくて、口頭の説明だけで、弁護士さんも居なくて、もうどうしようもない」中には、納骨堂に入れるうちに遺骨を持ち帰った人もいたと言う。今回の一連の騒動。「稀ではなく氷山の一角」と葬祭関係に詳しい専門家はこの様に語っている。納骨堂のみならず霊園自体の破綻の報告事例もあるそうだ。霊園が破綻と聞いて『まさか・・・そんな事ってないでしょ?』『だって霊園だよ。。。』と思っている諸氏も多い事だろう。『霊園の運営って、自治体等からの補助金がでているんでしょ?』等と思っている諸氏が精々。しかも本当に霊園や納骨堂が倒産・破産する事が本当に有り得るのか?専門家の回答は単刀直入に次の様な答えを出した。「霊園が破綻する理由は、実は凄く簡単です。お金が無くなれば、破綻します。運営する人件費等が無くなれば、理由が如何であれ簡単に破綻に成ります。霊園だけでなく納骨堂も同んなじです。とにかくお金が無くなれば、100%の確立で破綻はします!!」とこの様な回答が返って来たと言う。参考までに墓地の運営は法律で、「地方自治体」、「宗教法人」、「公益法人」である事が定められている。それでも破綻する時は、簡単に破綻するのが霊園なのだそうだ。「平成の時代だけで、経営が破綻した霊園は全国で40件前後あります。40件と聞いて如何でしょうか・・・?約5,000基をコンピューター管理する「自動搬送式納骨堂」を建造したお寺が、契約者を集められず破産した例もあります。」とこの様な厳しい回答を下した。しかも霊園を管理していた管理会社が破綻して『墓地がかなり荒れている…』という事は、表沙汰には余り出て来ないものの、実際に地方や都市部で起きている現実だと言う。経営の主体は寺院など宗教法人等だが、霊園の営業販売や管理運営は民間企業が行なうので、当然の事ながら倒産等のリスクは逆に高く成ってしまうと言うのだ。霊園が破綻してしまった場合、新たな法人が管理して経営するかもしくは遺族に遺骨等を返す事に成ると言う。しかし遺族側からすれば『今更、骨を返されても…』と言う気持ちに成りかねない。しかし残念ながら如何する事も出来ないのが現実の様だ。結果『倒産をする様な霊園を選んでしまった自分が悪い…』と諦めている方の方が多いとの事だ。霊園や寺院が破綻した場合は、墓地探しからやり直すという事に成ってしまうと言う。前出の通り、霊園運営は「地方自治体」、「宗教法人」、「公益法人」のみ認められているが、見た目が派手な造りをしている納骨堂等は、運営やお金を賭け過ぎている嫌いがあると言う。その場合、やはり倒産のリスクも上がってしまうとの事だ。つまり見た目は豪華でも中身が伴っていないとのケースはよくある話だそうだ。倒産した霊園の中には、10年以上清算出来ていない霊園等もあると言う。霊園が破綻してしまうと利用している人や家族に負担金が発生するリスクもあるので、契約書はきちんと見るようにして欲しいとの事だ。「予期せぬ問題が降り掛かかり精神的にも困惑する・・・」「仕事どころではない・・・」という声も聞こえる。しかし霊園選びとは、それほど慎重を要する位に記する位に重要な事だと言うのだ。一般的に、倒産リスクが低いのは、自治体が許可をして運営している「公営霊園」だと言う。「公営の霊園」は無駄な投資が少ないのが特徴だ。しかも公(おおやけ)なので、無駄に目を引く様なオブジェ等はない。健全で安全に運営をしている所が多いと感じられる。しかし注意しなければいけないのが、自治体の財政だと言う。墓地の運営に税金が使われている場合、最悪、夕張市の様に財政破綻してしまうと大変な事になると言う。都心部から少し郊外に出ると、「霊園墓地」等が新しく造られているのを見掛ける。また高速道路の近くに“いきなり霊園が出来た!“なんて事も増えているとの事だ。墓地のイメージではなく、「キレイな公園」の様な霊園も多く見掛けて来ている。「購入されるときは、どのような法人が運営や管理をしているか慎重に調べてみる事をお勧めします。」と専門家はこの様に語った。今回の納骨堂施設の閉鎖騒ぎ、今回の事例とは全くの別件で異なるが、実際に反社会勢力との繋がり、脱税の疑いで逮捕された納骨堂もあると言う。いわゆる名義貸しと言う隠れ蓑にした奴だ。納骨堂の経営には宗教法人が携わっているように見えるものの、実際に運営しているのは「第三者の民間企業」という事が殆どだと言う。即ち霊園と癒着のある石材店等が管理している場合も多いそうだ。その為、霊園等を見学に行った際に案内等をしてくれるのは高確率で管理会社の社員に成ると言う。いわゆる死後ビジネスと言うものだ。ともかく人の死と言うものが必ず存在する以上、これは一生無くならないビジネスだからと言える。その他にも、パチンコ店が素性を隠して納骨堂の販売をしていたと言う事例も報告されている他、更に不謹慎にも人の不幸を飯のタネと言うか利益にしようと社長室の神棚には招き猫の置物を置いて商売繁盛に繋げようと言う不謹慎な闇会社も直に報告されている。言わば “招き猫を置いている葬儀屋“ という実態事例である。何故そんな素性を隠してまでやらざるを得ないのか?それは後ろめたい気持ちがあるから…としか、考える事が出来ないからだと言う。人が何かを隠す時、目を逸らす時は、必ず何かを隠している生き物。つまり「死後ビジネス」には様々な業者が魑魅魍魎(ちみもうりょう)の様に、参入していると心得て於かないといけないと言う。少子高齢化からこれからは葬祭関連の事業は伸びを見せると言われている。ここ最近ではコロナ禍の影響により、従来の葬儀の仕来りに囚われない方法が見い出されている。しかし故人の成仏を願う気持ちは皆共通であっても、肝心な供養する関連の施設がこの有様では、故人の御霊の永久(とわ)の成仏は絶対に出来ないだろう。ともかく今回のこの一連の騒動。購入する側も十分な下調べが必要不可欠であると言わざるを得ない様だ。何とも困ったご時世に成ってしまったものである…。(ㆆ_ㆆ;)


(札幌市内にあった納骨堂施設。一件そういった感じには見受けられないものの、かなりの経営難に陥っていた事が、遂に明るみに出る事に…。)


(遂に札幌市の行政監査が入り、内部の実態調査へ。迫り来る最後通牒となる強制立ち退きはもはや時間の問題なのか…。)

(一見、何等納骨堂とは無縁な感じにみられる、言わばロッカー形式と言われる納骨堂。だが経営実態は開設当初から赤字続きの連続。遂に金融機関にも見放されて破産宣告。契約していた檀家衆の返済金は無し。完全に泣き寝入りも同然。当然、納骨を引き取る得ざるを得なくなった遺族側は途方に暮れた状態に…。)

(今回の一件は正に氷山の一角。納骨堂のみならず墓地公園の経営破綻が実際に報告されている。昨今、お寺に於いても檀家数の減少から永代供養方式も自然葬などの増加により、墓地の空き化増加に因って、様替わりして来たのも現実。今後はお寺経営が益々難しくなりそうなご時世に。)

JG7MER / Ackee

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