『高校生の提案に応え「ペヤング愛」を製造元が商品化』 !! (((o(*゚▽゚*)o)))
食べ盛りの中高校生の食のアイテムで人気がある “カップ麺” 。学校から帰宅した後におやつ感覚で食べている生徒達は全国的に多い様である。されど大学生と企業との共同企画化等は前例としてはあるものの、高校生と企業との共同企画商品開発と言った話は、余り前例としては聞いた事はない。そんな中、人気カップ焼きそば「ペヤング」が、宮城県南三陸町の志津川高等学校とコラボレーションした新商品『ペヤング たこめし風やきそば』「ペヤング わさび醤油(しょうゆ)味やきそば』が今年02月から、全国発売された。同校の商業部の生徒らが若さ全開で提案したアイデアの数々に、製造販売元である、まるか食品(群馬県伊勢崎市)が、本気で応えた共同企画だ。地元イベントでの販売活動や検定試験の勉強に取り組む部員12人の商業部には、知る人ぞ知る非公認組織『ペヤング研究会』がある。放課後に集まり新商品を試食しては、感想や意見を言い合うと言う。「こんなペヤングが食べたい」「会社に送ってみよう」と盛り上がったのは、昨年夏の事だった。ペヤングと言えば昭和50(1975)年発売の『ソースやきそば』が定番だが、ここ近年は激辛、アップルパイ味、チョコレート味など、焼きそばの枠を超えた商品も世に送り出している。1、2年生5人を中心とした部員は全力でぶつかった。ティラミス味、レモンMAX、かき氷イチゴミルク味…。変わり種も含むアイデアは実に約60種類を数えた。共同開発の事のキッカケと成ったのは、昨年8月下旬、まるか食品・丸藤嘉一社長からファクスが届き、感謝と共に綴られていたのが「ぜひ共同開発出来れば」。との一報のFAXだった。新型コロナウィルスの下、メールとリモート会議で綿密な打ち合わせを重ねた。その結果、会社側は10種類以上を試作し、部員の熱意に応えた。 その後、「たこめし風」「わさび醤油味」「宇治抹茶味」「沖縄ソーキそば味」「三陸海岸海鮮あんかけ」「防災食用」の6種類に絞られ、このうち2品の商品化が決まった。今月07日発売の「たこめし風」は、独自製法の「たこボール」を使い、南三陸町特産のタコを使った“たこ飯“の味を再現したと言う。考案した2年生の女子生徒は「噛めば噛む程、味が出る“たこボール“の食感が美味しい」と評価した。同じく同月21日発売の「わさび醤油味」は、馴染み深い調味料を組み合わせ、具材にも茎ワサビを使った。提案者の1年生の女子生徒は「ツンとしたわさびに醤油、刻み海苔の組み合わせが何度でも食べたくなる」と喜ぶ。パッケージには志津川高校の校章と校名がデザインされた。同校は子供の減少で定員割れが相続き、令和05(2023)年度からは、生徒を全国規模で募集する予定だと言う。町内唯一の高校を全国にアピールするのを機会に、部長を務める2年生の男子生徒は「商品をきっかけに南三陸町の事をもっと知って貰い、地域の活性化に繋がれば良い」と語る。同校商業部顧問の担当教諭は「高校生の意見に想像を上回る対応で付き合って頂き本当にありがたい」と感謝をする。新商品は欠かさずに買うという筋金入りのペヤングファンで、「挑戦を続ける素晴らしい企業。生徒も仕事に真剣に向き合う大切さを学んだと思う」と感激ひとしおだ。今回のこの共同企画、まるか食品自身にとっても高校とのコラボは初めてだったと言う。同社の担当者は「生徒の皆さんのペヤング愛と、東日本大震災の復興への思いに応えたかった」とこの様に話した。共に税抜き価格で205円。売上金の一部は地域貢献の一環で志津川高校に寄付される。企業と地域自治体や大学との商品共同開発と言った提携事例はあるものの、高校生との提携事例は全国的に見ても前例がなく初めてのケースだ。高校生ならではの視点で持っての想いを企業と連携し共同開発をした今回の企画。今後これをキッカケに全国的へ波及する参考事例と成りそうである。(((o(*゚▽゚*)o)))
(宮城県立志津川高校の生徒ら(左)と、まるか食品製品開発課(右)による、リモートオンラインでの打ち合わせの様子)
(志津川高校の地元、南三陸町は昔からタコの水揚げで有名。地元の特産を活かして企業と高校生による共同作業で02月07日から全国向けに商品化発売された。)
(企業と生徒達の間で共同開発された“わさび醤油味”。02月07日から全国向けに商品化発売された。)
(商品には志津川高校と共同開発した事を示す、シールが添付されている。)
(「ペヤング愛」を力説する担当顧問教諭。袋の中は、これまでの味の貴重なコレクションでいっぱい。)
(商品開発された“ぺヤング”の商品を手にする、志津川高校の生徒達。)
JG7MER / Ackee
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