『探査機《はやぶさ2》のカプセル地球に帰還』 !! (((o(*゚▽゚*)o)))

今年は全世界的にコロナ渦の影響で、何かしとよくない話題だった、令和02(2020)年であったが、ここに来てひとつ明るい話題が飛び込んで来た。日本の衛星探査機『はやぶさ2』のカプセルが地球に帰還した。探査機『はやぶさ2』のカプセルは日本時間の02:30前にオーストラリアの上空で長い尾を引いた流れ星の様な火球として観測され、地球に帰還したことが確認された。この瞬間、神奈川県相模原市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構=の管制室では、作業に中る関係者達がモニターに映し出されたオーストラリア上空の映像を食い入る様に見つめ、火球が確認されると拍手をしてカプセルの帰還を喜び合っていた。カプセルはパラシュートを開いて、オーストラリア南部の砂漠地帯に着地し、現地に入っていたチームが回収した。その後カプセルは、現地に設けられた本部に輸送され、ガスの分析等が行われた後、飛行機で日本に運ばれ専用の施設の中へ移管された。移管されたカプセルの中身は研究者に分配され、太陽系の成り立ちを調べる試料となる他、水の成分や有機物の分析も行われる事になっていると言う。『はやぶさ2』のカプセルが帰還した事について、国立天文台の縣秀彦普及室長は「とても嬉しい事です。『はやぶさ2』は初号機に続いて天文宇宙科学への関心が高まる事に大きく貢献している。新型コロナウィルスの感染拡大等で明るい話題が少ない中で夢や希望を与えてくれる貴重な存在だ」とこの様に話した。そして、カプセルが白い尾を引いていた理由について懸普及室長は「流れ星と同じ原理で、周りの大気に含まれる分子が一時的にエネルギーが高くなる事で光を放つ現象だ。流れ星と違ってカプセルが金属で創られているため、火球の先端部分がはっきり見えた」と話していた。『はやぶさ』初号機のプロジェクトマネージャを務め今回の『はやぶさ2』の立ち上げにも関わったJAXAの川口淳一郎シニアフェローは、『はやぶさ2』のカプセルが地球に帰還した事について「初号機は本体がトラブルを抱え身動き出来なかったので、本体自らがカプセルと共に大気圏に再突入したが、2号機はカプセルだけを見事に再突入させた。初号機帰還の10年前と比べて、技術が向上した証しで完璧な完成度だった。無事に健康で戻って来てくれてご苦労様と心から労いたい」と話した。また、『はやぶさ2』が確立したサンプルリターン技術について「今後、惑星との間を人が往来する未来が来るかも知れず、『はやぶさ2』で確立した月より遠い場所の往復の技術は今後の宇宙時代の新しいドアを開いたという事だ。往復で宇宙を調べるというのは生命の探査や資源の利用等では必須で、サンプルリターン技術は今後の大きな武器になると確信している」と力強く話した。『はやぶさ2』のカプセルが地球に帰還した事を受けて、小惑星への着陸に不可欠な特殊なランプを開発した、神奈川県海老名市の工場の技術関係者は「今回の成功は、関わった企業、全ての努力が実った結果なので、満足感や嬉しさがあります」と話し、開発したランプは、ストロボのように光り、事前に着陸地点付近に落とした「ターゲットマーカ」と呼ばれるボール状の目印を照らし出す事で機体を正確に誘導し、宇宙空間で強い光を放つ性能と厳しい環境でも壊れない耐久性が求められ、町工場では何度も試験を行ったと言う。開発に携わったプロジェクトの担当責任者は、インターネットで配信されたカプセルの帰還の様子を緊張しながら見守ったという。今回の成功について、萩生田光一文部科学大臣は、談話を発表し「『はやぶさ2』がトラブルなく高い精度の運用に成功した事は、宇宙探査に関する我が国の高い技術力を内外に示す事に繋がる快挙であり、誇らしく思う」と話し、その上で「『はやぶさ2』の活動は、国民に夢や希望を与え、子供達の科学への関心を育む機会も提供してくれるものだ。今後とも未知の領域を切り拓く優れた成果を挙げる事を期待している」として、今後の活動に期待を示した。また宇宙政策を担当する井上信二科学技術担当大臣は「6年に渡る任務を大きなトラブルなく遂行した。これは失敗を恐れず挑戦したJAXA=宇宙航空研究開発機構や関係する企業、大学の研究者、技術者の不断の努力によって達成されたものであると高く評価している。『はやぶさ』や『はやぶさ2』で培った技術力をベースに、今後とも長期的な視点を持って宇宙科学・探査に取り組む等、我が国の高い技術力を通じ、世界の社会的課題の解決や、新たな知のフロンティアの開拓に貢献出来る様、宇宙開発利用を積極的に進めていく」と談話を発表した。JAXAの津田雄一プロジェクトマネージャを始め、川口シニアフェローの研究室で学んだ研究者達が今回のミッションで活躍した事について「日常的に自ら謎を解いてどう切り抜けるのか、一生懸命考える事が出来る様になっていて、研究者として成長している。そうした環境を提供出来た事が私としても一番の喜びだった。これからの探査も期待したい」とこの様に話した。今回の6年間に渡って凡そ50億キロを飛行した小惑星「リュウグウ」の探査はこれで終わり、探査機『はやぶさ2』の本体は燃料が多く残っている事から、今度は新たなミッションに向かっていて、地球と火星の間を回る小惑星「1998KY26」に決まったと発表した。到着は令和13(2031)年07月の見通しだという。この小惑星は大きさが約30メートルで、高速で自転していると見られ、『はやぶさ2』が探査した小惑星「リュウグウ」のように水や炭素が豊富な可能性があり、双方を比較する研究も検討されている。到着までに地球の重力を使って軌道を変えたり、別の小惑星の近くを通り過ぎたりもする予定だ。JAXAは『はやぶさ2』の残りの燃料で行ける約350の候補の中から、二つに絞り込んで選考をしていた。プロジェクトサイエンティストで、名古屋大学の渡辺誠一郎教授は「ラグビーW杯で2回のトライをあげた選手が、フィギュアスケーターに転向して、10年後に五輪を目指す様なもの。『はやぶさ2』が余力を使って挑戦するもので予想していなかった事だが、科学的にも価値の高い魅力的な計画だ」とこの様に話した。何かと暗い話題に包まれた令和02(2020)年。コロナ渦で全世界が試練に耐え忍んでいる最中での科学のチカラによる一筋の光明とも言えるこの明るい話題。宇宙科学技術に挑みつつ、数多くの試練と挫折を乗り越えてやっと辿り着いた、日本の科学技術の進歩。アフターコロナの後に待ち受けるであろう、これまでの現在の価値観とは全く異なる新しい次の未来の扉を切り拓く過渡期及び通過点を乗り越え、次の新しい時代の到来を予見する事なのかも知れないだろう。(((o(*゚▽゚*)o)))


(日本時間12月08日 02:30、南半球オーストラリアの上空で長い尾を引いた流れ星のような火球として観測され、地球に帰還した。)

(モニターに映し出されたオーストラリア上空の映像を食い入るように見つめ、火球が確認されると拍手をしてカプセルの帰還を喜びあう、JAXA関係者。)

(オーストラリアの砂漠地帯に着地した、カプセルの画像。)

(ヘルメットを被った人がしゃがんでカプセルの状態を確認していて、すぐそばでJAXAの担当者は笑顔で作業を見守る。)

(フェースシールドが付いたヘルメットを被った関係者が、カプセルを持って回収。)

(オーストラリアの宇宙機関が、日本時間 12月06日 09:00過ぎに、Twitterを更新し、日本の探査機『はやぶさ2』のカプセルをJAXAの担当者等5人が、専用の金属のケースに入れて持ち運んでいる画像を公開した。)

(「はやぶさ2」の津田雄一 JAXAプロジェクトマネージャー。「本当に良かったです。今はリラックスして現地の回収班からの報告を受けています。美しい大気圏突入で、われわれも感動しています」と笑顔でインタビューに応える。)

「初号機は本体がトラブルを抱え身動きできなかったので本体自らがカプセルとともに大気圏に再突入したが、2号機はカプセルだけを見事に再突入させた。初号機帰還の10年前と比べて、技術が向上した証しで完璧な完成度だった。無事に健康で戻って来てくれてご苦労様と心から労いたい」とインタビューに応える、川口淳一郎 JAXAシニアフェロー。)

「今回の成功は、私たちの会社だけでなく、関わったすべての企業の努力が実った結果です。満足感やうれしさとともに日本の技術力は、まだまだ力があると感じました。採取されたサンプルが日本だけでなく世界に届けられ、今後の宇宙開発や宇宙を身近に感じることに役立って欲しいと思います」とインタビューに応える関係者。喜びもひとしおである。)

(次なる新たなプロジェクトの目的地は、地球と火星の間を回る小惑星「1998KY26」に決定。到着は、令和13(2031)年07月の見通しという。まだまだ『はやぶさ2』による未知の世界である宇宙空間の飽くなき探査は、これからも続く。)

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《イメージソング》“ はやぶさ~The Great Journey:奇跡の帰還~ ”

《アーチスト》T-SQUARE

https://www.nicovideo.jp/watch/sm18088620

【お断り】この動画は、nicovideo仕様と成って折ります。

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