『駆除したクマを観光資源化に…。』 !! w川・o・川w
ここ最近の全国ニュースを見ていると、国内各地でクマの出没件数が今年に入って激増している様である。以前は山間部や里周辺の集落に出没している話は、国内各地ではよく見受けられていたが、ここ近年は都市部や新興住宅地まで堂々と出没する等、一線を超えてしまった感がある。先日の石川県のとある地域で商業施設内にクマが入り込んで大騒ぎになり、地元の警察や猟友会を動員して。クマの駆除に中ったニュースは記憶に新しい事である。当然、駆除されたクマはそのまま廃棄処分となってしまう処であるが、それを逆手に取った観光ビジネスが新たに登場したと言う。岩木山の麓にある青森県中津軽群西目屋村で、11月05日に、農作物の被害防止等のために捕獲されたクマを有効活用しようと、食肉加工施設『ジビエ工房白神』をオープンした。世界遺産・白神山地周辺に根付いていた「目屋マタギ」の精神を継承し、観光資源として育んでいくと言うものである。クマ肉を鍋やカレー、コロッケといった料理用に加工し、村の道の駅『津軽白神』などで提供する。この他、キーホルダー等、クマ皮を使った土産物の開発も今冬の発売を目指して進めていると言う。白神山地の麓にある西目屋村はここ近年、クマによるリンゴなどの食害が悩みの種となっていて、昨年度に駆除したクマは過去最多の38頭に上った。地元猟友会の手で以って適切に駆除し、死骸はこれまではそのまま廃棄処分にしていた。だかここに来て、猟友会の会員の間から「もったいない」といった声が日増しに上がっていたと言う。同施設は津軽ダムに近い居森平(いもりたい)地区に整備され、これまで遊休施設となっていた旧ダム管理事務所の車庫を約3,800万円を掛けて改修した。延べ床面積は約67平方メートルで、捕らえたクマの皮剥ぎから肉の熟成、加工まで一貫して行なえる。作業は、村が会計年度任用職員として雇う猟友会会員や地域おこし協力隊員が担い、将来的には、鹿やイノシシの加工も視野に入れていると言う。現地での開設式で、 西目屋村の関係者は「クマ肉を料理に使いたいといったレストランからの連絡も寄せられており、様々な展開が期待出来る。鳥獣被害の悩みを逆手に取って地域産業に繋げたい」とこの様に語った。地球温暖化による自然態系の変化により、クマのエサ不足と地方の過疎化進行に伴い、都市部への一極集中による弊害とも思われ、それが元でクマに突き要られる隙を与えてしまった感もあり、今や全国各地で悩みのタネとなっているクマの出没騒動。手を拱いている各自治体や地元警察、猟友会の有志の悩みのタネも尽きない中、今回の逆手に取った新たなる手段。過疎に悩む地域で生まれたこの新たなる観光目玉としてのアイディア。クマ対策と新たな村おこしの両輪策の一環として、全国から脚光を浴びているこの打開策が開くか、大いに期待したい処である。(^-^)/
(今年に入って、全国各地でクマの出没件数及び農作物や人的被害が激増した。)
(クマ肉を加工する『ジビエ工房白神』の開設をテープカットで祝う関係者)
(捕獲したクマの皮を剥ぐスペース。上部のチェーンに吊るして作業する)
(熟成させたクマ肉を加工するスペース)
(西目屋村が商品化を目指し、開発中のクマ肉料理などを試食する出席者)
(試食会で提供したクマ肉カレー、クマ鍋、そばの実リゾット等)
JG7MER / Ackee
0コメント